呼吸が浅くなっていませんか?
先日、心理薬膳学の受講生さんとのワーク会で、
「最近、息が浅くなっている気がする」
という話が出ました。
私たちは無意識のうちに姿勢が
崩れてしまうことが多いですよね。
特にスマートフォンやパソコンを使う時間が増えると、
自然と猫背になり、呼吸も浅くなりがちです。
呼吸と「肺」は深くつながっている
中医学では、呼吸に関係する臓腑は「肺」。
肺は酸素を取り入れながら、
血や津液(体の必要な水分)の巡りをサポートしています。
つまり呼吸が浅いということは、
酸素が全身に行き渡りにくく、
血や津液の流れが滞ってしまうということでもあります。
その結果、冷え・むくみ・だるさなどの不調が
起こりやすくなってしまうのです。
巡りを整える“呼吸”の力
これから寒くなる季節は、
特に「巡り」を意識することが大切です。
気(エネルギー)は血を動かし、
体を温める働きも持っています。
呼吸をしっかりと行うことで、
気と血の巡りを良くし、
冷えにくい体をつくることができます。
深呼吸をするだけでも、
体の内側からぽかぽか温かくなってくるの
を感じられるはずです。
1日1回でいい、“呼吸”を意識する時間を
忙しい日々の中でも、
1日1回、ほんの1分でもいいので
“呼吸を意識する時間”をとってみてください。
口から静かに吐き出す
そして鼻からゆっくり息を吸う
──
それだけで、体と心の巡りが少しずつ整っていきます。
呼吸は、生きるリズムそのもの。
意識して深く呼吸することで、
心も体も自然と軽やかになっていきます🌿
























