急な冷えで不調が出る理由。
“気不足さん”は特に要注意です
最近、急に冷え込んできましたね。
その影響で、体調を崩す方が
とても増えてきています。
ここでは、
「なぜ急に冷えると体がしんどくなるのか?」
その理由を薬膳的な視点で
わかりやすくお伝えします。
「気」は健康の土台。5つの重要な役割
私たちのカラダは
、生命エネルギーの源である 「気」 を
使って活動しています。
気には次のような働きがあります。
・内臓を動かす
・体温を維持する
・外からの邪気をガードする
・血を漏れないようにする
・気・血・津液など体内物質の代謝を促す
つまり、気が足りなくなると、
体温・内臓の働き・代謝・免疫…
あらゆる面で影響が出てしまうんですね。
◆ 気不足さんほど“急激な冷え”に弱い理由
私の周りの女性たちは、
「もう少しできるかも…」と、
限界ギリギリまで頑張りすぎてしまう人が
本当に多いです。
特に もともと気が不足しやすいタイプ の方は、
普段の活動だけでも気をたくさん消耗します。
そこに急な冷えが重なると、
・体を温めるために大量の気が使われる
・気が不足し、内臓の働きがさらに落ちる
・血や水の巡りが悪くなる
・体温が保てず、冷えを強く感じる
という悪循環に。
「いつもと同じ生活なのに、今年は冷えがひどい…」
そんな方は、まさにこのパターンかもしれません。
気不足で落ちるのは“体温”だけじゃない
気が足りないことで影響が出るのは、
冷えだけではありません。
・疲れやすい
・やる気がでない
・むくむ
・胃腸が弱る
・朝起きられない
・息切れしやすい
こうした不調も、気不足の典型です。
そして気が減れば減るほど、
水分代謝が落ちて体に余分な水が残り、
冷えをさらに悪化させてしまうことも。
今の季節こそ“気を温存する”ことが大切
本来、秋〜冬は、
活動量をゆっくりと減らす季節です。
ところが現代は、夏でも冬でも同じように働けるため、
そのリズムを忘れがち。
だからこそ、気不足タイプの方は特に、
・予定は少し軽めに
・こまめに休む
・いつもより早めに寝る
・温かい食事を選ぶ
・人に頼れるところは頼む
など、“気を守る選択” を意識してください。
無理をしないことで、
結果的に毎日がずっと楽になります。
気を守ることは「未来の元気な自分」を守ること
気が不足すると、冷えだけでなく
内臓の働きや代謝まで落ちるため、
年齢を重ねたときの体への影響が
とても大きくなります。
だからこそ今から、
気を減らしすぎない生活にシフトすることが、
未来の健康につながります。
あなたの気を守る選択が、
これからの毎日をもっと軽く、心地よくしてくれますよ
























