体の中で何が起きているのか?
最近、「娘がニキビに悩んでいて…」と
いうご相談をよくいただきます。
生理痛もそうですが、
ニキビや吹き出物も“
体の中のバランスの乱れ”が原因です。
薬膳の考え方では、
その根本原因を整えることで
自然に症状が落ち着いていきます。
しかし、良い食材を取り入れても
なかなか改善しない──
そんな時に見逃せないのが、
「ストレス」です。
ストレスが肌に影響する理由
気持ちを押し込めたり、イライラを我慢したり…
そうした感情のストレスが、
体の中の「気」の巡りを滞らせてしまいます。
「気」は体のエネルギーの流れ。
その巡りが悪くなると、
血液や水分の流れにも影響し、
結果として肌荒れや吹き出物として
あらわれるのです。
実際、ニキビに悩んでいた娘さんも、
話を聞くと強いストレスを
感じていたとのことでした。
ストレスが強いと熱化していきますので
余分な熱を取り除く食材も合わせて
取り入れていくとよいでしょう。
心をゆるめると、体も整う
このような場合は、
どれだけ良い食材をとっても
「心の滞り」が残っているため、
なかなか根本改善にはつながりません。
気の巡りを良くするには──
アロマや軽い運動、かんきつ類など
香りのよい食材もおすすめです。
けれど一番大切なのは、
「ストレスをどう感じているか?」を意識し、
少しずつ見方を変えていくこと。
それだけで、体の反応が穏やかになっていきます。
不調の根っこには“心”がある
ニキビや吹き出物は、
単なる肌トラブルではなく、
感情や思考の滞りが現れた
かもしれません。
薬膳は単なる“食の知識”ではなく、
心と体を読み解き、
整えていく“哲学”でもあります。
自分の中にある小さな違和感を見逃さず、
心と体の両方からととのえていくことで、
あなた本来のバランスが戻っていきます🌿
おわりに
原因が違えば、対策も変わります。
ですので、今回のパターンに
当てはまらない方ももちろんいます。
不調の原因を「体」だけで見ずに、
「心」からのメッセージとしても受け取ること。
これが、心理薬膳学でお伝えしている
“整える”という本質です。
あなたの中にあるサインに、
少し耳を傾けてみてくださいね。
























