■ 食べすぎたあとに、なぜか体調が悪くなる…
あなたは「食べすぎたあとに喉が痛くなった」
「体がだるくなった」
そんな経験はありませんか?
バイキングや外食などで、
つい食べすぎてしまうことってありますよね。
私も以前は「食べすぎただけで、
そんなに影響はないはず」と思っていました。
でも、薬膳を学んでから、
その理由がはっきりとわかったのです。
■ 原因は“生命エネルギー”「気」の不足
体を動かすエネルギーである「気」は、
実は“消化”にもたくさん使われています。
つまり、食べすぎるとそれだけ消化にエネルギーを奪われ、
体を守るための「防衛の気(衛気)」が
不足してしまうのです。
「気」のバリアが弱まると、
外からの邪気(ウイルスや寒気)が入りやすくなり、
風邪のような症状やだるさが出やすくなります。
■ 舌の苔は、体の状態を映す鏡
舌を見ると、体の状態がわかると言われています。
食べすぎて消化に負担がかかると、
舌の苔は次のように変化します。
白くて薄い苔 → 厚くて白 → 黄色っぽくなる
この変化は、体に「熱」や
「湿」がたまっているサインです。
時間が経って消化が進むと、
逆の順番で薄く白い苔に戻っていきます。
■ 食べすぎは「疲れすぎ」と同じ
薬膳の視点から見ても、
食べすぎは“エネルギーの使いすぎ”。
食べすぎることで、
体の内側が休まる時間を奪ってしまうのです。
一度にたくさん食べるより、
「腹八分目」を意識して、
消化に優しい食べ方をすることが大切。
それが結果的に、体の回復力や免疫力を
高めることにもつながります。
■ まとめ:食べ方の工夫が、体調を守る鍵
「食べる」は生きる基本ですが、
食べすぎは体にとって“見えない疲労”になります。
食後の舌の状態や体のサインを観察しながら、
自分に合った量とペースで食事をとること。
それが、薬膳でいう「気」を守るセルフケアの第一歩です🌿
























