毎日の調味料が“体質”をつくっている?
日々の食事でいろんな食材を使いますが、
「偏り」で見落としがちなのが 調味料。
毎日同じようなものを使うからこそ、
知らず知らずのうちに
味のバランスが崩れ、
五臓の働きにも影響してしまうことがあります。
五味と五臓の関係とは?
薬膳では、食材や調味料が持つ「五味」が、
それぞれ特定の臓に作用すると考えられています。
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酸味 → 肝
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苦味 → 心
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甘味 → 脾
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辛味 → 肺
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鹹味 → 腎
五臓は互いに連動しながら
私たちの体を支えています。
どれかが働きすぎたり、逆に弱ってしまうと、
全体のバランスが崩れ、不調につながります。
なぜ“調味料”の偏りが不調をつくるのか?
食材はいろいろな種類を使いますが、
調味料はほぼ毎日同じものを使いますよね。
だからこそ、
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甘味(砂糖・みりん)を多用する
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酸味(酢)を毎日・何にでもかける
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辛味(唐辛子・香辛料)が習慣化している
など、多用しているものがあれば気をつけてみて。
たとえば…
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甘味のとりすぎ → 体が重だるい、むくみやすい
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苦味のとりすぎ → 乾燥しやすい、肌ツヤが落ちる
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辛味のとりすぎ → 爪が割れやすくなる、筋肉の引きつり
このような形で不調にあらわれることがあります。
「味の偏り」に気づくことがセルフケアの第一歩
五味だけで五臓が完璧に整うわけではありません。
ですが、
「最近、どの味ばっかり使ってる?」
「苦手で避けている味は?」
こうした視点を持つことで、
五臓の働きが整いやすくなり、
バランスを取り戻しやすくなります。
調味料は毎日の積み重ねだからこそ、
小さな見直しでもカラダが
反応してくれることが多いんですよ。
まずは今日の食事からチェックしてみよう
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甘味ばかり偏っていないか?
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酸味・辛味・苦味・鹹味は使えているか?
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1週間の食事全体で見てもバランスが取れているか?
五味の偏りに気づくと、
カラダの整い方も変わっていきます。
毎日の小さな選択が、未来の健康をつくりますよ
























