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Sarie's Cafe もっと食べちゃう!

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2010/05/08

夏の薬膳

だんだん暖かくなってきましたね。
散歩もぽかぽか陽気でご機嫌ですが、ときたま歩いていると暑いくらいですよね☆
さて、「夏の薬膳」についてお話します。

 薬膳では季節に合わせて食養生をします。
夏の食養生は立夏からはじめます。

夏は最も陽気が盛んになる時期です。
だんだん暑くなってきて体は暑さから体温を下げようと汗をかくようになります。
汗をかくと「津液(体の水分)」を消耗すると同時に、
「気(生命エネルギーの源)」も体から出してしまいます。
またこの時期は「」の活動が活発になります。
「心」が暑さでイライラしたり、精神が高ぶったりします。


ゆえに、夏の時期には「心」を助けて精神を安定させる食べもの、
体の熱をさます清熱の食べ物、津液を生み出す食べ物をいただきます。
補気、胃腸をととのえる食べものもよいですね。



*「心」の働きを助けて精神安定の効果のある食べもの
小麦粉、卵、蓮の実、百合根、蜂蜜、大棗など

*清熱となる食べもの
小豆、はと麦、トマト、豆腐、きゅうり、冬瓜、なす、西瓜、ごぼうなど

*津液を生み出す食べもの
豆腐、梅、西瓜、トマト、きゅうり、きくらげ、レモン、牛乳、バナナなど



イライラしたり、精神が高ぶっている、不眠など精神的に
安定していない方は心の働きを助ける食材を。
体や顔が熱をもっている、のぼせなどの症状がある方は清熱の食材を。
肌の乾燥、のどの渇きなどの症状がある方は津液を生み出す食材を。


また、苦瓜、三つ葉、青梗菜、サニーレタスのような「苦味」のある食材は
この時期に合う食材です。ご参考に☆
上記のような食材をいつもより積極的に食べていくとよいですよ★


冷たいもの生ものをたくさん摂りすぎると胃腸がつかれてしまうので、ほどほどにしましょう。
また揚げ物や脂っこい物も控え、水分やミネラルの補給を意識しましょう。


余談ですが、風邪で発熱している時には「清熱」の食材を食べるとよいです。
覚えておいてくださいね~♪

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ボヌゥールパ代表 水田小緒里

ボヌゥールパ代表
水田  小緒里
管理栄養士
国際中医薬膳師
「食の面から心と体の健康をサポートして、より美しく・より健康に・より幸せに…」をコンセプトに、西洋だけでなく、東洋の食事に関する考え方をバランスよく取り入れ、「食のアドバイス」を行う。 現在、薬膳資格講座、薬膳の講演など名古屋で薬膳の普及に努めるている。
名古屋・大阪の薬膳アドバイザー・中医薬膳指導員 薬膳資格講座
国際中医薬膳師講座
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